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​骨粗鬆症について

膝が痛いシニア

骨粗鬆症とは

骨の内部がすき間だらけになり、骨が弱くなり折れやすくなる病気のことです。骨粗鬆症では、わずかな衝撃でも骨折してしまいます。特に背骨、手首、腕や腿の付け根などに骨折が多く起こります。骨折箇所によっては治療に数か月かかり、その間ほとんど動くことができないため、特に高齢者は体力が低下して、そのまま寝たきりになったり、余病を起こして早期に亡くなられることも少なくありません。このような骨折をしないために、早めに予防・治療することが大切です。

よくある質問

  • Q.治療が必要なのは、どのような症状が現れたときですか?
    A.骨粗鬆症にはほとんど自覚症状がありません。症状が現れないまま進行してしまいます。つまり、治療は何らかの症状が現れてから始めるのではなく、骨量が減っていると分かった時点から骨折を防ぐことが大切です。それにはまず、骨量測定検査を受けて、骨の強さを知ることが第一歩です。
  • Q.どんな人が骨粗鬆症になるのですか?
    A.骨粗鬆症の原因として、まずは加齢です。高齢者は一般的に食事の量が少なく、カルシウムやビタミンDなど、骨の形成に必要な栄養素が不足してしまいます。さらに、それらの栄養素を腸で吸収する力も低下しています。また、運動量が減ることも一因です。もちろん年齢に関係なく、カルシウム摂取が少ない人、運動不足の人は、骨量が減少してしまいます。また、加齢以外の大きな原因としては、女性の場合の閉経があげられます。女性ホルモンには骨量減少を抑える働きがあり、閉経によりその分泌が止まると骨量も急に減り始めます。
  • Q.骨粗鬆症の予防や治療にはカルシウムやビタミンDを摂ると良いそうですが、それらはどんなものに多く含まれていますか?
    A.カルシウムは乳製品に特に多く、乳製品のカルシウムは身体に吸収されやすいという特徴があります。牛乳を飲むとお腹を壊す人は、温めて飲んだりヨーグルトを食べると良いです。また、ビタミンDは、魚に多く含まれています。
  • Q.日本人はカルシウムが不足しているそうですが、それはなぜですか?
    A.日本人は牛乳や乳製品を摂る習慣が少ないことが、カルシウム摂取が少ない最大の理由です。また日本人の主要なカルシウム源は魚や野菜でしたが、近年は肉食が増えたためその摂取量も減る傾向にあります。
  • Q.カルシウムを多く摂りすぎる心配はありませんか?
    A.カルシウムの摂りすぎが問題になることは、基本的にはありません。できるだけ多く摂る工夫をしてください。
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